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これからオンラインショップを始めようと思ったら?立ち上げ時に知っておきたいECサイト開設ガイド

オンラインショップを始めようと思ったら 立ち上げ時に知っておきたいECサイト開設ガイド

コロナ禍以降、目覚ましい成長を見せているEC市場。

外出自粛や時短営業などで経済活動が影響を受けたこともあって、便利で手軽なオンラインでのショッピングが一般的になり、定着しつつあります。

オンラインショップは、時間や場所に縛られずに販売ができ、実店舗とは違ったお客様へのアプローチが可能です。

「オンラインショップを始めたい」「ECで販路を拡大したい」と思ったら、まずやるべきことを紹介します。

オンラインショップが乱立する時代、特徴のあるお店づくりを

2020年の新型コロナ感染拡大以降、実店舗での販売や対面でのビジネスが難しくなり、Eコマース(EC)事業に新規参入したり、EC事業を拡大したりする企業が増えました。

消費者側の意識も変化し、ECサイトのサービスも進化しているので、コロナの感染状況が落ち着いてきた現在もEC市場は拡大傾向が続いています。

また、SNSや動画によりインターネット広告に触れる機会が増え、スマートフォン経由の購入が増えていることも、EC市場が堅調に推移している一因と言われています。

今後まだまだ成長の余地があるオンラインでのビジネスですが、参入企業の急増によって競争も激しくなっていますので、お店づくりや売り方にはネット販売に合わせた工夫が必要です。

オンラインショップと実店舗の違いを理解して、販売方法を工夫する

当然のことながら、実店舗とオンラインショップでは違いがあります。

実店舗

  • 近隣のお客様が多い
  • 営業は開店時間に限られる
  • 対面での接客
  • 購入者は実際に手に取って商品を選べる
  • 通りがかりの来店客が見込める
  • 開店にはまとまった資金が必要

オンラインショップ

  • 全国(全世界)に向けて販売可能
  • 受注システムがあれば年中無休で営業できる
  • お客様との接点はWebサイト・メール・電話
  • 購入者は写真・説明文・レビューを見て商品を選ぶ
  • 販促・集客のための施策が必要(自然にお客様が集まることはない)
  • 開店までの費用は実店舗に比べると安い

実店舗と比較して、オンラインショップのメリットとして一番に挙げられるのは、24時間いつでも販売できるということです。

実店舗で営業時間の制約があって販売できなかった顧客層にも買ってもらえる可能性が広がります。

反対にデメリットとして挙げられるのは、価格競争に陥りやすいこと。

ネット上では似たような商品と徹底的に比較されてしまうので、販売しようとする商品のカテゴリを小さく絞り込んだほうが、競合を減らせます。

「ニッチな市場に絞り込んでしまうと、その商品を買いたいという人も少ないのでは?」という心配もあるかと思いますが、お客様の立場からすると実店舗を探し回るよりインターネットで検索するほうが欲しい商品を見つけられる可能性が高いので、ECに向いていると言えます。

オンラインショップのメリット

ECサイトでは、欲しい機能の後付けが難しい場合もある

オンラインショップでは受注や決済にかかる機能以外にも、様々な機能を付けることができます。ECサイトを構築する際には、必要な機能を適切に搭載して運営していくことが大切です。

シンプルなカート(買い物かご)機能だけでよいのか、顧客管理機能や売上分析機能も付けるのか、単品購入以外に定期購入もできるようにするのかなど、構築前に洗い出して、それに適した方法で制作していきます。

サイトの構築方法や選択したECプラットフォームによっては搭載できる機能に制限があり、希望する機能が取り入れられないこともあるので、注意が必要です。

また、実際にオンラインショップを立ち上げた後、受注処理や発送、商品登録などがスムーズに行えるかどうかも重要なポイントになります。実際の業務フローを想定して、どうしても必要な機能、あったらいいなと思う機能で優先順位を付け、選定していきます。

オンラインショップの様々な機能

立ち上げがゴールじゃない!長期的な視点で運用コストを考える

オンラインショップ構築にかかる費用は、どのようなサイトを作るか、またどんなシステムを選ぶかによって異なります。

初めてオンラインショップを作る場合には、一般的にモール出店かASP(アプリケーションサービスプロバイダ)のカートを使用した自社サイト構築が多く、無料で始めることも可能です。ただし、サービスによっては使えない機能もあるので、送料設定や決済方法をあらかじめ決めてから、コスト面(業務効率や手数料など)との兼ね合いも検討してサービスやシステムを選んでください。

また自社ECサイトの場合は、オープン後の集客(広告)にコストがかさむこともありますので、売れ行きとのバランスを考えて選ぶことが必要です。

初期費用無料のプランがあるショッピングカートの例
  • BASE(ベイス)
  • STORES(ストアーズ)
  • Shopify(ショッピファイ)
  • カラーミーショップ

無料で使えるサービスも増えてきていますので、誰でも簡単にECサイトを始めることはできますが、たくさん種類があって迷ってしまうことも。

すがの印刷では、「どのサービスを選べばいいか分からない」といった立ち上げ前のお困りごとはもちろん、「商品がたくさんあるので撮影や登録作業を外注したい」「ネット広告でお客様を呼び込みたい」等、オープンに向けての準備や集客もサポートいたします。

また、ECサイト開設に際して補助金を活用できる場合があります(*)。お気軽にご相談ください。

*富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金(https://www.tonio.or.jp/info/20220301-bc19/)など。(2022年7月現在)

いよいよオープン!お店の存在を知ってもらい、来店してもらうためにやるべきこと

ECサイトが開設できたら、今度はお店へのアクセスを増やす対策をします。オープンしたばかりのオンラインショップは、誰も知らない場所にあるのと同じ。どんなお店で、どんな商品を売っているのか、積極的にPRするとともに、サイトへたどり着くための導線を多く作っていかなければいけません。

短期的には適正な予算を投じて広告を出し、検索での上位表示などで認知度を高めていきます。ただし、アクセスするお客様が増えても、商品の良さを魅力的に伝えることができなければ売り上げにはつながらないので、商品ページのブラッシュアップやSNSの運用を通じて、中長期的な集客に取り組んでいくのがおすすめです。

ECサイトオープン後には集客が必要

まとめ

ECサイトでのショッピングが一般的になり、オンラインショップは今後ますます増えていくと予想されます。

その中でお客様から選ばれるためには、実店舗との違いを知り、特色のあるお店づくりをしていく必要があります。

オンラインショップを開設する方法は数多くありますが、立ち上げまでのコストだけでなく、実際に運用していく上での使いやすさもECサイト構築の方向性を決める重要なポイントです。

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